【要約】「限りある時間の使い方 」生産性は罠。時間との向き合い方を変える一冊!

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こんにちは!夫のりんです。
「限りある時間の使い方」という本を読みました。

著者はオリバー・バークマンさんでNYタイムズ、WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)絶賛の全米ベストセラーとなっています。

仕事の生産性を上げたいけど・・・

・タイムパフォーマンスの限界がきている
・やることがありすぎて、いくら時間があっても出来ない
・そもそもの仕事のやり方を見直したい

と思われている方にぴったりの本です。

人の時間は有限です。

「人生は4000週間」この限られた時間で、タイムパフォーマンスを追い求めても限界があります。

効率を上げれば上げるほど、忙しくなる。タスクをすばやく片づければ片づけるほど、次のタスクが積み上がる。

やることリストが増えるだけ。完璧に効率化されるなんてのは不可能です。

では、どうするか?

タイムマネジメントではなく、時間との向き合い方を考えましょう。

本書は時間をできるだけ有効に使うための本です。

本ブログでは、書籍の概要と気づきをご紹介したいと思います。

ぜひ参考にしてください。

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目次

「限りある時間の使い方」の概要

世の中にはタイムマネジメントの指南書があふれており、日々の業務を効率化するためのライフハックを紹介するWebサイトも多くあります。

仕事やエクササイズ、睡眠から得られる利益を最大化するためのアプリやウェアラブル端末も増え、時短家電やサービスは効率化を最大の売りにしています。

しかし、タイムマネジメントやライフハックの技術は「大事な真実を見落としていると」著者は提唱しています。

時間を思い通りにコントロールしようとすればするほど、時間のコントロールが利かなくなる、ということです。

下記のように思ったことはないでしょうか?

時短家電は私たちの使える時間を増やしても、実際は時間が増えたと感じていない。

例えば、

  • 電子レンジで2時間待たされるのは、オーブンで2時間待つよりずっと腹立たしい
  • 郵送で3日待つのは我慢できても、重いWebサイトで10秒待たされるのは我慢できない

仕事の生産性アップも同じ矛盾にぶつかります。

時間を有効に使おうとしても、空いた時間を埋めようと大量のタスクが積み上がります。

時間と戦っても勝ち目はないということです。

やるべきことは2つ。

・現実を直視する
・幻想を手放す

何もかもをやるという幻想を手放せば、本当に大事なことだけに集中できます。

生産性を上げることは罠です。

本書を通じて、「人生を豊かにするために1日の時間をどう使うか」を深く考えさせられました。

効率化で何でもこなせる希望は捨てて、本当にやりたいことを選ぼう!

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現実を直視する

時間を支配しようとする人は時間に支配されてしまう

時計のなかった時代は、どんなに農作業が忙しい時期でも時間が足りないと感じていませんでした。

時間はもともと生活そのもの。日が昇れば起きて、日が沈めば眠る。
時計が発明され「時間」の概念が生まれました。

産業革命以降は時間に値段がつけらえました。

それまでは大まかに「1日働いたらいくら」という出来高払いから、1時間でいくらという時給制へ。

労働時間を効率的に管理しようという考えです。

これにより時間はどんどん生活から切り離され「使う」ことができるモノになりました。

時間を使うって、今思うとすごいことなんだね。

しかし、時間を効率的にコントロールする立場になりましたが、うまくコントロールできなければ罪悪感におそわれたことがないでしょうか?

どんなに時間を管理しても、タスクがゼロになることは皆無で、生産性アップの先にはゴールはありません。

・非現実的な幻想を追い続ける
・完璧なワークライフバランス
・やりたいことが全て実現できるタイムマネジメント
・本気を出せば出来るという思い込み

そういうものは全て手放しましょう!

現実を直視し、時間が限られていることを素直に受け入れよう。

その方が私たちの人生はずっと充実したものになるから。

やるべきことを絞ることが大事なんだね

休日の日にうまく時間を使えなくてもいってことね。それが現実なんだからね。

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可能性を狭めて自由を手に入れる

人生は先延ばしの連続です。

人生を全うするまで、やりたいことを全部できるわけがない。

大事なのは先延ばしをなくすことではなく、何を先延ばしにするかを選択することです。

本当にやりたいことができるように、その他をあえて放置する。

タスクを上手に減らす3つの原則

1.自分の取り分をとっておく

これは賢いお金の管理法の考え方に通じます。

給料が入ったら生活費に充て余ったら貯蓄に回すのではなく、初めから貯蓄分を引きます。

時間の使い方についても同じです。まずは自分が使いたいことに時間を確保しましょう。

2.「進行中」の仕事を制限する

やることリストのから最も重要な3つのタスクを選択しよう。

そして、その内の1つが完了するまで他の仕事は手をつけないこと。

これを実践すれば、仕事を手頃な大きさに切り分ける習慣が出来るそうです。

小さなことからコツコツと進めよう!

3.優先度「中」を捨てる

やりたいトップ25をリストアップし、その内上位5つに時間を使うこと。

残りの20項目は捨てましょう。

いつかやろうと思う程度であれば、それは重要ではないです。

「失う不安」のかわりに、「捨てる喜び」を手に入れることが出来ます。

多くの選択肢を捨てるからこそ、選びとったものに価値が生まれます。

そして、選んだら前進するだけ。

これはシンプルに考えることに繋がりますね。

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幻想を手放す

時間と戦っても勝ち目はない

「ホフスタッタ―の法則」
どんな仕事であれ、つねに時間は予想以上にかかるものである。たとえホフスタッタ―の法則を計算に入れてもだ。

例えば、スーパーで1週間分の食料を買い出しする時間を、余裕をもって2時間と見積もっても、実際はそれ以上かかってしまう。

この法則は大規模な計画であればあるほど、顕著になるとのこと。

だからといって無計画に生きることを推奨しているわけではなく、問題は計画を何か確実な実態であるかのように思い込むことだそうです。

計画は全て現時点での意思表示にすぎないということ。

計画はあくまで計画。何でも計画通りに進めたい思いを手放せば、ストレスも1個減るね。

余暇を満喫する

日頃から時間を効率良く使おうと思っている人は、仕事だけではなく休日も無駄な時間を過ごさないように、生産的に使おうと思っているのではないでしょうか?

この考えは結局ゴールはないんですよね。

何もせずにのんびりするのが余暇の目的のはずなのに、それだけでは足りない。
休日も将来に備えて投資しないと不安になる。

余暇を有意義に過ごそうとすると、余暇が義務みたいになってきます。

それでは仕事とまるで変わりません。もう余暇すらも、やることリストの一つに入っています。

じゃあ、どうするか?

まわりのみんなが動いている中で、自分だけ立ち止まるのは簡単なことではありません。

でも立ち止まってみましょう。立ち止まると不快な感じが出るとのこと。

その不快な感じをそのまま受け入れることが大事です。

初めのうちはひどい違和感に悩まされますが、それは間違っているという意味ではないです。

それこそ真の休息を得ようとするならば、絶対にやりつづけるべきだというサインです。

余暇を「無駄に」過ごすことこそ、余暇を無駄にしないための唯一の方法です。

15年前に友達が「休日は暇を満喫している」って言っていました。その当時から真の休息を得ていたんだね。

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留まることで見えてくるもの

焦りがちな気持ちを抑えるために忍耐は必要です。

忍耐を身につける3つのルールはこちらです。

1.「問題がある」状態を楽しむ

全ての問題を解決する目標をあきらめよう。何一つ問題がない状態は不可能。

一つ一つの問題に必要な時間をかける必要があることに気付きます。

2.小さな行動を着実に繰り返す

長期的に大きな成果を出すためには、毎日コツコツと取り組むことが大事。

1日の成果が少なくても焦らないこと。

たとえエネルギーがあふれていて、もっと出来ると感じても、決めた量以上はやらないこと。

3.オリジナルは模倣から生まれる

人真似でもくじけずに粘り強く技術を磨き、経験を積むことでオリジナルにたどり着く。

かけがえのない成果を手に入れるには、たっぷりと時間をかけることが必要。

有限性を受け入れるための10のツール

現実をありのままに受け止めれば、大事なことをより多く成し遂げ、大きな充実感を手に入れることができます。

そのための実用的な10のテクニックは以下になります。

1.「開放」と「固定」のリストをつくる
2.先延ばし状態に耐える
3.失敗するべきことを決める
4.できなかったことではなく、できたことを意識する
5.配慮の対象を絞り込む
6.退屈で機能の少ないデバイスを選ぶ
7.ありふれたものに新しさを見いだす
8.人間関係に好奇心を取り入れる
9.親切の反射神経を身につける
10.何もしない練習をする

まとめ

時間をうまく使うためには、自分に与えられた時間をしっかりと生き、限られた時間と能力の中で、やれることをやったかどうかです。

まずは、時間との向き合い方を変えましょう。

本書をとって、限られた時間を有効に使う方法を参考にして下さい!

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