こんにちは!夫のりんです。
「その本は」という本を読みました。
著者は絵本作家のヨシタケシンスケさんとお笑いタレント・芥川賞作家の又吉直樹さんです。
子供たちがヨシタケシンスケさんの絵本が好きで、よく読み聞かせていました。
大人でも驚くほど考えられたヨシタケシンスケさんの絵本に、さらに又吉さんとの共著に興味がわいて購入しました。
本ブログでは、書籍の概要と感想をご紹介したいと思います。
・概要が知りたい
・感想が知りたい
と思われている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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「その本は」の概要
その本は、ある王国が作った本でした。
その国の王様は本好きで、たくさんの本を読んでいました。
ですが、もう年寄りで目が悪くなり、本を読むことができません。
そこで、王様は二人の男を城に呼び、世界中を回ってめずらしい本を知っている人から話を聞いて、教えるよう言いました。
二人の男は世界中を旅するためのお金を渡されて、旅立ちました。
そして一年後、二人は旅から戻りました。
もう起き上がることも出来なくなった王様に、二人は一晩ずつ交代でいろんな本の内容を語りました。
「その者が言うには、その本は・・・
登場人物の二人の男は、ヨシタケシンスケさんと又吉さんの姿をしています。
この二人が王様に夜な夜なめずらしい本を語るわけです。
第一夜、第二夜・・・と。
本の構成は、ヨシタケシンスケさんは絵本で、又吉さんは文章で。
それぞれが短いページ数で様々な本を語ります。
これでもかというぐらいに。
例えば、警察に追われている本や、その星でもっとも恐れられていた本だったり。
ソの本というのもあります。
中には又吉さんターンで、これまでとは違い長編のちょっと切ないストーリーも展開されます。
ヨシタケシンスケさんの人間と本が入れ代わった話や、ヒーローが負ける本がめぐるめぐる話など。
そして、二人が集めてきた本の話に王様は満足し、一冊の本にまとめて最後は・・・
その先は本を読んでからのお楽しみに!
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読了しての感想
ほとんどがショートストーリーで1ページで終わる話もあり、どの章からでも気軽に読み進められます。
又吉さんの本を読んだ時なかったので、読んだ時の又吉さんの考え方というか、発想力に驚かされました。
ヨシタケシンスケさんの絵本を初めて読んだ時の衝撃と、同じ感覚でした。
中には大人でも『これどういうこと?』と思う難解な部分もあるので、深く意味を考えるより、そこはさらっと読み進めるのがベターでした。
絵本と文章で語るのが交互に出るので、飽きにくく良い本だなと思いました。
「その本は」のタイトルの深さに脱帽です。
気になった方は、ぜひ本書を読んでみて下さい!
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