こんにちは!夫のりんです。
「ジェイソン流お金の増やし方」という本を読みました。
・投資はギャンブルのイメージがある
・銀行への貯金が堅実だけど投資に興味がある
・損するのはイヤだから第一歩を踏み出せない
と思われている方は多いのではないでしょうか。
そんな悩みにぴったりの本が、厚切りジェイソンさんの「ジェイソン流お金の増やし方」です。
この本は「堅実で保守的な投資方法」を教えてくれます。
ジェイソンさんはお笑い芸人とIT企業の役員の二足のわらじを履き、文化人として話題を集めています。
36歳(2020/4/29現在)で15年の投資経験があり、かつFIRE※を達成しているので説得力があります。
FIRE(Financial Independence Retire Early):経済的自立と早期リタイア
私たちと同世代でびっくりすると同時に尊敬します。
本日は「ジェイソン流お金の増やし方」の概要と気づきや感想をお伝えしたいと思います。
結論は投資初心者は「楽天VTI」への投資がおすすめとのことです。
ぜひ参考にしてみてください。
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「ジェイソン流お金の増やし方」の概要
ジェイソン流の投資法は「Why!?」と言ってしまうほど、簡単でシンプルな手順です。
1.支出を減らす
2.残りのお金を投資に回す
3.待つ
これを実践するだけです。
タイミングを見計らって売買しても都度手数料や税金がかかり、十分なリターンが得られません。
ジェイソンさんの投資先は「VTI」と呼ばれるETF(上場投資信託)です。
とにかく手数料が安いという理由からです。
VTIは米国のバンガード社という証券会社が提供している「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」の通称です。
これは「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」という株価指数に連動しています。
ジェイソンさんは成長性のある株価指数に連動していることが大切と伝えています。
投資初心者へのおすすめとして、ジェイソンさんとほぼ同じ銘柄の「楽天VTI」という投資信託を紹介しています。
VTI:全米株式市場の約3,800以上(ほぼ全体)の企業に分散投資するETF
楽天VTI:楽天・全米株式インデックスファンド(投資信託※)
※投資信託は株式や債券などを分散投資してパッケージした商品のこと
VTIと楽天VTIの違いは下記になります。
項目 | VTI(ETF) | 楽天VTI(投資信託) |
取引通貨 | 米ドル | 円 |
信託報酬 | 0.03% | 約0.162% |
分配金の再投資 | 自力で再投資手続き | 自動で再投資可能 |
つみたてNISA | 対象外 | 対象 |
ただし、投資には「絶対」はありませんと警鐘を鳴らしています。
それでも広く分散された米国インデックスファンドに、ドルコスト平均法※で長期でコツコツ積立をすることで、マイナスになるリスクを軽減できます。
※ドルコスト平均法:
一定額を決めて定期的に投資する方法。安い時に多く、高い時は少しだけ買い購入価格を平均化し価格変動のリスクが分散できる。
ただ待っているだけで気づいたらFIREに近づいている、これがジェイソン流の投資法です。
本書ではより具体的にジェイソン流お金を増やす10の方法を紹介しています。
- インデックスファンドに「長期・分散・積立」投資をするだけ
- 必ず3ヶ月生活できる現金を残し、生活費以外の収入は投資に回す
- 投資先は米国株(VTI or 楽天VTI)がおすすめ
- 米国株押しの理由
- 投資を始めたらずっと持ち続け、絶対に売らない
- 税金優遇制度(NISA、つみたてNISA、iDeCo)を徹底的に活用する
- 投資を始めるのは今
- 毎朝の株価指数チェックと資産運用と個別株のシミュレーション
- トレンド銘柄に飲み込まれないように
- 成長性、流動性が悪いものや暗号資産には投資しない
私たちも1年前から米国株のインデックスファンド(楽天VTI、eMAXIS Slim米国株式 S&P500)につみたて投資をしており、後は待つだけなので手法は間違いなかったんだなと答え合わせが出来ました。
知識がついても行動しないと何も変わりませんので、すぐに行動してFIREへの道を歩んで行きましょう。
読了しての気づき・感じたこと
本書の中で特に心に残った気づきや感じたことをお伝えします。
お金を増やすには行動すること
投資を成功させるにはマネーリテラシーのレベルUPが必須
家計簿を可視化することが支出を見直す第一歩
お金を増やすには行動すること
ジェイソンさん曰く、
継続しろよ。ただやれよ。なんで続けようとしないの?
本当にその通りだと思います。
知識はあって頭ではわかっているんだけど・・・の方、いらっしゃるのではないでしょうか。
あとはやるだけなんです。
ここが一番重要なポイントですね。
本を読み終わってから、すぐにやるかやらないかでお金の増え方が変わります。
今やる気がみなぎっているこの瞬間、行動に移さないとずっとやらないままで終わってしまいます。
投資をしないのは一番の無駄であり、
Opportunity Cost:選択しなかったことで失った価値
と言われています。
銀行に貯金することで失う価値は大きいと説明がありました。
銀行に預ける場合
・メガバンクの普通預金の金利は0.001%程度
・ネット銀行でも0.01〜0.02%
→ネット銀行に100万円を1年間預けても最大でも200円程度しか増えません。
さらに、ATMを使えば100円以上の手数料がかかる時があります。
投資する場合
・平均年利4%の米国インデックスファンドに投資、売らないで保持することが前提
(ジェイソンさんの投資は20年間という長期タームで考えると、どのタイミングで投資をスタートさせても年利が6.4%を下回ったことがないそうです)
→4万円のリターンが期待できます。
投資は時間というレバレッジと複利の効果があるので、選択しなかったことで失う価値は時間経過と共に大きくなります。
また、ジェイソン流の投資マインドは世の中の素晴らしい商品やサービス、価値を生み出している事業に投資する。
その結果として世界が豊かになり、そのリターンが利益となってジェイソンさん自身も豊かになるという考えです。
投資に対する考えも素晴らしいし、結局、お金を増やせるかどうかは「すぐに行動できるかどうか」ですね。
投資を成功させるにはマネーリテラシーのレベルUPが必須
今、使っているお金は本当にその価値があるのか?と判断できるかどうか
これが一番大切と言うジェイソンさん。
私もそう思います。
何気ない生活の中でついつい買ってしまう物がある方は多いと思います。
以前、私も職場で毎日150円のペットボトルのお茶を買っていました。
単純計算で1ヶ月で3,000円、1年で36,000円かかります。
1年のコストを考えたら、私はもったいなくなり、今では家で水筒のお茶に変えています。
浮いたお金は投資か本当に必要なものに回せるようになりました。
いつも買っているものだからといって、思考停止して買っているのが原因です。
投資だけではなく、ものの本当の価値を判断できるかどうかといったマネーリテラシーもレベルUPさせていきましょう。
家計簿を可視化することが支出を見直す第一歩
ジェイソン流節約哲学では「なるほど!」と思ったことがあります。
それはジェイソンさんのお母さんの話です。
お父さんはお金を稼いでくる。お母さんは割引やクーポンを使って、お父さんの給料を倍にしているの。どちらも家計に貢献している。
お金を増やすという意味では、浪費をしないで節約することは、お金を稼いでいることに繋がるという考えです。
そのためには、まずは家計簿をつけて支出を把握することが重要だね!
これはジェイソンさんだけではなく、多くのFIRE達成者の方にも共通する点だと思います。
私は家計簿を「マネーフォワードME」いうアプリと「クレジットカード」を連動させることで、継続して実践しています。
まずは3ヶ月ほど家計簿をつけることをおすすめします。(公共料金含めてだいたいの支出の変動がわかってくると思います)
現金払いからクレジットカード払いにすることで、自動的に支出と収入を可視化できますので、ジェイソンさんがいう通り
買ったものが対価に見合う価値なのかを考える
ことのキッカケにもなります。
まとめ
ジェイソン流のお金の増やし方は
・支出を減らすには家計簿の可視化から
・VTI or 楽天VTIに「長期・分散・積立」投資
・投資を始めたらやめない、売らないこと
です。
本書はジェイソンさんの語り口調で、ジェイソン流のお金に対する思いが詰まった一冊になっています。
投資初心者でもわかるような構成になっているので、ぜひ参考にして下さい!
読了したらOpportunity Costにならないように、すぐ行動しましょう!
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